コラム

その他

クレプトマニア(窃盗症)の治療と住まい|85歳・Fさんの生活再建の体験談【札幌】

目次

  • クレプトマニアと向き合い、もう一度安心して暮らすために
  • 帰る場所を失ったFさんと、めぐみ企画との出会い
  • ギャンブル依存症とクレプトマニアを抱えた背景
  • 入居後に再び窃盗を繰り返してしまったFさん
  • 最初はクレプトマニアだと信じられなかった
  • 専門の医療機関で治療を始めたFさん
  • Fさんがラジオで体験を話してくれた理由
  • 住まいがあるから治療を続けられる
  • 札幌で住まいと依存症に悩んでいる方へ
  • クレプトマニアの治療と住まい探しQ&A
  • クレプトマニアから生活を立て直す3つのポイント
  • 【関連コラム】
  • STVラジオ『ようへいと学ぼう!エンジョイ・ライフ』

クレプトマニアと向き合い、もう一度安心して暮らすために

「やめたいと思っているのに、また繰り返してしまう」
「刑務所を出た後、帰る場所が見つからない」
「家族や周囲の人に相談できず、一人で悩んでいる」

クレプトマニア(窃盗症)を抱える方の中には、このような不安を感じている方もいます。
窃盗は決して許される行為ではありません。しかし、本人の反省や意思だけでは衝動を抑えることが難しく、専門的な治療や継続的な支援が必要になる場合があります。

今回は、札幌で住まいを確保し、クレプトマニア(窃盗症)の治療を続けながら生活を立て直している85歳・Fさんのお話しです。
Fさんがどのように住まいを確保し、専門的な治療を受けながら生活を立て直してきたのかをご紹介します。

めぐみ社長

こんにちは。コンビニ賃貸のめぐみ企画です。
ご自身の過去や病気について話すのは、とても勇気が必要ですよね。

ようへいさん

そうですね。
周囲の方にどう思われるかを考えると、なかなか話せないですよね。

めぐみ社長

今回は、「自分と同じように苦しんでいる人に、治療や相談につながる場所があることを知ってほしい」との思いから、クレプトマニアと向き合いながら、治療を続けている入居者様のお話をご紹介します。

帰る場所を失ったFさんと、めぐみ企画との出会い

Fさんは、刑務所に入っている間に身元引受人を亡くし、出所後に帰る場所がなくなってしまいました。

しばらく更生保護施設で生活していましたが、その後どこで暮らせばよいのか分からず、大きな不安を抱えていたそうです。

そんなとき、同じ施設で生活していた方から、「札幌に相談できる不動産会社がある」と教えてもらい、めぐみ企画へ電話をかけました。

当時83歳だったFさんは、過去に何度も罪を犯していたこともあり、

「本当に受け入れてもらえるのだろうか」
「自分でも部屋を借りられるのだろうか」

と不安だったといいます。

実際にめぐみ社長と会って話をしたことで、「優しく、誠実に接してもらえて安心した」と感じたそうです。

住まいが決まったことは、Fさんにとって新しい生活を始める大きな一歩になりました。

ギャンブル依存症とクレプトマニアを抱えた背景

Fさんが依存症に苦しむようになった背景には、ギャンブルの問題がありました。

家業を引き継いだ後、仕事で必要なお金を増やそうとして、800万円を持って東京へ向かいました。

しかし、そのお金はギャンブルによって短期間でなくなってしまいます。

「失ったお金をギャンブルで取り戻したい」

そう考えるうちに、さらに抜け出すことが難しくなっていったそうです。

その後、さまざまな要因が重なる中で、窃盗行為をやめられない状態になっていったそうです。

現在、Fさんはギャンブル依存症とクレプトマニアの両方について治療を続けています。

依存症は、本人の意思の弱さだけで説明できるものではありません。

一度繰り返す状態に入ると、自分一人の力だけで止めることが難しくなる場合があります。

入居後に再び窃盗を繰り返してしまったFさん

めぐみ企画へ入居し、安心して暮らせる場所を得たFさんでしたが、その後、再び窃盗をしてしまいました。

信頼して受け入れた後の出来事だったため、めぐみ社長も大きなショックを受けたといいます。

しかし、普段のFさんは、

■ 家賃をきちんと支払う
■ 物件の共用部分に異常があれば連絡する
■ 周囲への対応も誠実である

という方でした。

普段の人柄と、繰り返される窃盗行為がどうしても結びつかなかったため、めぐみ社長は「病気や依存症が関係しているのではないか」と考えました。

関係機関から「窃盗症の可能性も考えられる」と助言を受け、Fさんと一緒に専門の医療機関を探すことになりました。

窃盗を許すのではなく、再び同じことを繰り返さないために、治療につなげる必要があると考えたのです。

最初はクレプトマニアだと信じられなかった

自分がクレプトマニアだと知ったとき、Fさんは、すぐには信じられなかったそうです。

しかし、過去を振り返ると、何度も「もうしない」と思いながら繰り返していました。

Fさんは放送の中で、

「もっと早く治療や相談につながる場所を知っていたら、罪を繰り返さずに済んだかもしれない」と話しています。

自分の問題に病名がつくことに、抵抗を感じる方もいます。

しかし、病気や依存症の可能性を知ることで、初めて適切な治療や支援につながれる場合もあります。

専門の医療機関で治療を始めたFさん

Fさんは、専門の医療機関でクレプトマニアの治療を始めました。

治療では、商品が並ぶ店舗に近い環境を再現し、職員がレジの担当者となって、買い物の場面を想定した練習を行ったそうです。

治療を始めたころは、強い緊張を感じ、脂汗が出るほど苦しいこともありました。

しかし、繰り返し治療を受けるうちに少しずつ意識が変わり、現在は以前のような衝動を感じにくくなったと話しています。

治療方法や経過は一人ひとり異なりますが、自分だけで我慢するのではなく、専門家と一緒に向き合うことが大切です。

Fさんがラジオで体験を話してくれた理由

今回、Fさんは85歳で、ご自身の経験を伝えるためにラジオへ出演しました。

過去を知られることで、周囲から厳しい目を向けられる可能性もあります。

それでも出演を決めたのは、

「自分と同じように困っている人に、治療や相談ができる場所があると知ってほしい」という思いがあったからです。

自分の経験が、誰かが病院へ相談するきっかけになればいい。
繰り返す前に、専門的な治療につながってほしい。

その思いで、勇気を出して体験を話してくださいました。

住まいがあるから治療を続けられる

依存症の治療を続けるためには、安心して帰れる住まいも大切です。

住む場所が定まらなければ、生活そのものが不安定になり、通院を継続することも難しくなる場合があります。

Fさんは現在、通院を続けながら落ち着いた生活を送り、家賃もきちんと支払い、地域で穏やかに暮らしています。

家賃を支払いに来た際には感謝の気持ちを伝え、菓子折りを持参されることもあります。

めぐみ社長は、「感謝の気持ちは十分伝わっているので、これからはご自身の生活のためにお金を使ってください」と伝えました。
Fさんも、「これ以上迷惑をかけないように、日々頑張っていきたい」と話しています。

住まいを確保し、医療機関や支援者とつながることで、少しずつ生活を立て直すことができます。

札幌で住まいと依存症に悩んでいる方へ

めぐみ企画では、これまでにも、

■ クレプトマニアなどの依存症を抱えている方
■ 刑務所を出所した後の住まいに困っている方
高齢で賃貸審査に不安がある方
保証人や身元引受人がいない方
生活保護を受給している、または検討している方

などから相談を受けています。

過去だけを見て判断するのではなく、現在の生活状況や、これからどのように暮らしていきたいのかを聞きながら、一緒に方法を考えています。

住まいだけでなく、治療や支援につながることが必要な場合もあります。

「何から始めればいいのか分からない」という段階でも、一人で抱え込まずご相談ください。

クレプトマニアの治療と住まい探しQ&A

カラくん

クレプトマニアでも賃貸を借りられるの?

めぐちゃん

過去だけで決まるわけではないよ。
現在の生活状況や、家賃を支払えるか、ルールを守って暮らせるかなどを確認しながら考えることになるよ。
まずは相談してみよう。

カラくん

「もう二度としない」と決めれば治療は必要ない?

めぐちゃん

本人が強く決意しても、依存症は意思だけで止めるのが難しい場合があるよ。
繰り返してしまうときは、専門の医療機関へ相談することが大切だよ。

カラくん

刑務所を出た後、帰る場所がなくても相談できる?

めぐちゃん

状況によって住まい探しをお手伝いできる場合があるよ。
更生保護施設や行政、支援機関とも相談しながら進めることが大切だよ。

カラくん

高齢で保証人がいなくても部屋を借りられる?

めぐちゃん

物件や状況によって対応できる場合があるよ。
高齢だから、保証人がいないからと諦めず、今の状況を教えてね。

カラくん

家族はどのように接したらいいの?

めぐちゃん

窃盗を許す必要はないけれど、責め続けるだけでは解決が難しい場合もあるよ。
家族だけで抱え込まず、医療機関や依存症の相談窓口へ相談しよう。

カラくん

クレプトマニアは治るの?

めぐちゃん

専門の医療機関で治療を続けることで、症状の改善や再発防止を目指せるよ。
一人で抱え込まず、依存症を扱う医療機関や相談窓口へ相談することが大切だよ。

クレプトマニアから生活を立て直す3つのポイント

依存症からの回復には、本人の決意だけでなく、医療や住まい、周囲の支援が関わります。焦らず、次の3つを意識して進めていきましょう。

専門の医療機関へ相談する

クレプトマニアは、本人の意思だけでは繰り返しを止めることが難しい場合があります。
「もうしない」と誓うだけで終わらせず、依存症を扱う医療機関や相談窓口につながることが大切です。

めぐちゃん

安心して暮らせる住まいを確保する

生活の土台となる住まいが安定すると、通院や治療を続けやすくなります。
保証人がいない、高齢である、出所後で帰る場所がないなどの事情があっても、まずは住まいの専門家へ相談しましょう。

めぐちゃん

回復には「住まい・医療・支援」の3つをつなげる

依存症からの回復には時間がかかることがあります。
本人だけでなく、家族も不安や負担を抱えることがあります。
医療機関、行政、支援団体、不動産会社など、複数の相談先とつながっておくことが安心につながります。

めぐちゃん

【関連コラム】

依存症や出所後の住まい探しでは、保証人、生活保護、高齢、無職など、さまざまな問題が重なることがあります。住まいと生活を立て直すために役立つ関連記事も掲載していますので、ぜひあわせてご覧ください。

● クレプトマニア(窃盗症)でも部屋は借りられる?住まい探しと依存症の向き合い方【札幌】

● 住まいは人生を立て直すきっかけに|生活保護・保証人なしでも部屋探しをあきらめない【札幌市】

● 住むところがない方へ|住まい支援・部屋探しのご相談【札幌市】

● 高齢になると部屋が借りにくい?高齢者の住まい探しで知っておきたいポイント【札幌市】

STVラジオ『ようへいと学ぼう!エンジョイ・ライフ』

この内容はSTVラジオ『ようへいと学ぼう!エンジョイ・ライフ』でもご紹介しました。
放送はこちらからお聴きいただけます。
↓   ↓   ↓
https://x.gd/r4H9W

めぐみ企画へのお問い合わせ

011-211-8240

電話受付/平日9:00~17:00(土日祝休み)

不安な⽅は匿名でお問い合わせいただけます

不安な⽅は匿名でお問い合わせいただけます

⽣活保護申請サポートを⾏いたい⽅は
16時までにお電話ください
(区役所が17時15分までのため)