コラム
連帯保証人が亡くなったら退去しなければならない?高齢者の住まいと賃借人の権利を解説【札幌】
目次
- 連帯保証人が亡くなっても、慌てる必要はありません
- 連帯保証人が亡くなっただけで退去になるわけではありません
- 貸主や管理会社が一方的に強制退去させることはできません
- 連帯保証人が亡くなった場合は、まず契約内容を確認しましょう
- 貸主や管理会社、契約内容によって対応は異なります
- 実際に相談されたHさんのケース
- 高齢になるほど早めの相談がおすすめです
- 不安になったら一人で判断しないでください
- 連帯保証人が亡くなったときによくある質問Q&A
- 連帯保証人が亡くなったときに知っておきたい3つのポイント
- 【関連コラム】
- STVラジオ『ようへいと学ぼう!エンジョイ・ライフ』
連帯保証人が亡くなっても、慌てる必要はありません
「連帯保証人が亡くなりました。新しい連帯保証人を探してください。」
高齢になると、このような連絡を受けて不安になる方が少なくありません。
「連帯保証人がいないから部屋を出なければならないのでは…」
「もう高齢だから新しい部屋も借りられないのでは…」
実際に、このようなご相談をいただくことがあります。
しかし、連帯保証人が亡くなったことだけを理由に、すぐ退去しなければならないわけではありません。
このコラムでは、実際に連帯保証人を亡くした方の事例も交えながら、連帯保証人が亡くなった場合の考え方や、安心して住み続けるためのポイントについて分かりやすくご紹介します。

めぐみ社長

ようへいさん
そうですね。
退去は困りますが、連帯保証人がいない場合は言われた通り退去すると思います。

めぐみ社長
でも実は、連帯保証人が亡くなっただけで退去しなければならないわけじゃないんですよ。

ようへいさん
そうなんですね。
今回は、実際にその経験をされたHさんのお話も交えながら、知っておいてほしいことをご紹介します。
連帯保証人が亡くなっただけで退去になるわけではありません

連帯保証人が亡くなったというだけで、今住んでいる部屋から退去しなければならないわけではありません。
家賃をきちんと支払い、契約内容を守って生活しているのであれば、連帯保証人が亡くなったという事実だけで、直ちに住む権利を失うわけではありません。
貸主や管理会社が一方的に強制退去させることはできません
家賃滞納が続いている場合や重大な契約違反があり、貸主と借主との信頼関係が損なわれたと判断される場合には、契約を解除され、退去を求められる可能性があります。
ただし、貸主や管理会社が法律上の手続きを経ずに鍵を交換したり、荷物を運び出したりして、強制的に退去させることは認められません。

借主が任意に退去しない場合には、建物の明渡しを求める裁判などの手続きが必要になるのが通常です。
なお、連帯保証人が亡くなった場合、死亡時までに生じた保証債務の範囲や、その債務を相続人が承継するかどうかが問題になることがあります。
契約時期や契約内容、相続放棄の有無などによって扱いが異なるため、必要に応じて弁護士などへ相談しましょう。
連帯保証人が亡くなった場合は、まず契約内容を確認しましょう

法律上、一律に「直ちに管理会社へ報告しなければならない」と決められているわけではありません。
ただし、賃貸借契約書や特約に、連帯保証人の死亡・変更の通知や、新しい連帯保証人を立てることが定められている場合があります。
報告せずに放置するのではなく、まず契約書を確認し、対応に迷った場合は専門家へ相談しましょう。
貸主や管理会社、契約内容によって対応は異なります
契約更新時などに、新しい連帯保証人を求められることがあります。
しかし、それでも連帯保証人がいないという理由だけで退去が決まるわけではありません。
貸主や管理会社から退去を求められても、その要求が法律上認められるかどうかは、契約内容や個別の事情によって異なります。
不安な場合は、一人で判断せず専門家へ相談することが大切です。
※このコラムは、主に普通借家契約を前提とした一般的な説明です。定期借家契約は、連帯保証人の有無にかかわらず、原則として契約期間の満了により終了します。また、家賃滞納や重大な契約違反などがある場合は、扱いが異なることがあります。
実際に相談されたHさんのケース
今回ラジオへ出演いただいたHさんは、連帯保証人が亡くなったことで、「将来住めなくなるのではないか」と心配し、めぐみ企画へ相談されました。

ご本人から伺った状況と、確認できた契約内容を踏まえると、
■ 家賃の滞納などの契約違反がない
■ 管理会社や貸主から退去を求められていない
■ 現時点で住み替えを必要とする事情がない
という状況だったため、「連帯保証人が亡くなったという理由だけで、今すぐ引っ越す必要がある状況ではないと考えられます」とお伝えしました。
その後、Hさんが住み替えを希望されたタイミングで、めぐみ企画がお手伝いさせていただきました。
必要以上に不安になって急いで引っ越すよりも、その時の状況に合わせて判断することが大切なのです。
高齢になるほど早めの相談がおすすめです
高齢者の住まい探しでは、
■ 連帯保証人がいない
■ 緊急連絡先が少ない
■ 高齢を理由に断られる
などの理由から、希望条件に合う物件が限られたり、住まい探しに時間がかかったりすることがあります。
だからこそ、「困ってから」ではなく、「困りそうだな」と思った時点で相談することをおすすめします。
早めに準備しておくことで、選択肢も広がります。
不安になったら一人で判断しないでください
「連帯保証人が亡くなった。」
「管理会社から連帯保証人を探してくださいと言われた。」
そんなときに大切なのは、慌てて退去を決めたり、費用やサービス内容、解約条件を十分に確認しないまま、保証会社や身元保証サービスなどと契約したりしないことです。
状況によって対応方法は変わります。
住み替えや物件探しについては、高齢者の居住支援に詳しい不動産会社や相談窓口へ相談しましょう。
管理会社から退去を求められた場合や、契約内容をめぐってトラブルになった場合は、消費生活センターや弁護士などへ相談することが大切です。
連帯保証人が亡くなったときによくある質問Q&A

カラくん
連帯保証人が亡くなったら退去になるの?

めぐちゃん
いいえ。
連帯保証人が亡くなっただけでは退去しなければならないわけではないよ。

カラくん
連帯保証人が亡くなったら管理会社へ必ず報告しなければいけないの?

めぐちゃん
法律上、一律の報告義務があるわけではないけれど、契約書に通知義務が定められていることがあるよ。
まず契約内容を確認しよう。

カラくん
新しい連帯保証人を探せと言われたら?

めぐちゃん
まず契約書を確認し、貸主や管理会社と対応方法を相談しよう。
退去を求められたり、話し合いで解決できなかったりした場合は、消費生活センターや弁護士などへ相談しよう。

カラくん
家賃を払っていても退去と言われる?

めぐちゃん
退去を求められること自体はあるよ。
でも、家賃を支払い契約を守っている場合は、連帯保証人が亡くなったという理由だけで、直ちに退去しなければならないとは限らないよ。
すぐに同意せず、契約書を確認して専門家へ相談しよう。

カラくん
高齢者でも連帯保証人不要の部屋はあるの?

めぐちゃん
連帯保証人が不要な物件や、家賃債務保証会社を利用できる物件もあるよ。
ただし、保証会社の審査や保証料の支払い、緊急連絡先の登録が必要になる場合があるので、条件を確認して地域の専門業者へ相談してみよう。
連帯保証人が亡くなったときに知っておきたい3つのポイント
① 連帯保証人が亡くなっても、すぐに退去する必要があるとは限らない
連帯保証人が亡くなったという理由だけで、直ちに退去しなければならないとは限りません。

めぐちゃん
② 慌てて引っ越しを決めない
状況によって対応方法は異なります。
まずは現在の契約書を確認しましょう。

めぐちゃん
③ 不安になったら早めに相談する
早めに相談することで、住み続けるために必要な対応や、将来の住み替え先を検討しやすくなります。

めぐちゃん
※本コラムは、賃貸借契約に関する一般的な情報を紹介するものであり、個別の法律判断を行うものではありません。実際の対応は契約内容や状況によって異なるため、トラブルになった場合は弁護士などの専門家へご相談ください。
【関連コラム】
連帯保証人や高齢者の住まいに関する悩みは、実は多くの方が抱えています。めぐみ企画では、連帯保証人不要の住まい探しや高齢者の住み替えなど、さまざまな情報をコラムでご紹介しています。ぜひ、こちらの記事もあわせてご覧ください。
● 連帯保証人を頼まれたらどうする?後悔しないために知っておきたいリスクと判断のポイント(札幌)
● 【高齢者の住まい探し】年金生活・生活保護の方が失敗しない家賃設定とは?
STVラジオ『ようへいと学ぼう!エンジョイ・ライフ』
この内容はSTVラジオ『ようへいと学ぼう!エンジョイ・ライフ』でもご紹介しました。
放送はこちらからお聴きいただけます。
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(区役所が17時15分までのため)




こんにちは。コンビニ賃貸のめぐみ企画です。
もし、「連帯保証人が亡くなったので、部屋を出てください」と言われたら、従いますか?